「オーディオ機器」とひとくちに言っても、ラジオカセットほどのサイズのミニコンポやカセットデッキから、CDプレイヤー、アンプやスピーカー、ホームシアターシステムまで、大きさも素材も様々です。
車に設置するカーオーディオやウェアラブルのスピーカー、ポータブルオーディオなども含めると、形状も仕様も構造も、大変幅広いものと言えるでしょう。
オーディオの廃棄について考えたとき、特に大きなサイズの自宅用オーディオ機器については、どのように処分したら良いのか悩ましいものです。
また、サイズだけではなく、何十年も前から大切に使っていたヴィンテージオーディオなど、愛着のあるオーディオを手放す時は、廃棄してしまうのは、やはり心が大変痛むかと思います。
引っ越しで、終活で、あるいは故障のためと、手放すきっかけが出来たものの踏ん切りがつかない・・
そんな時は、「リサイクル」といった方法で、次の愛好者の手に渡るような方法もおすすめです。
燃えないゴミ?それとも粗大ゴミ?買い取ってもらうことはできるの?とお悩みの方のために、この記事では、廃棄の方法はもちろんのこと、リサイクルについても、くわしくご案内します。
オーディオを処分する
自治体の粗大ゴミで処分する
オーディオの最も基本的な処分方法は、自治体のゴミ回収に出すことです。
お金を払って自治体に回収してもらうので、壊れているものやとても古いものでも問題ありません。
ただし、オーディオは種類や構成が多様なため、自治体のゴミ出しによる廃棄方法もひと通りではなく、地域によってもルールが異なるので、同じものでも、燃えないごみとなるところもあれば、粗大ごみの扱いとなるところもあります。
たとえば、一辺が30cm以上のものは「粗大ゴミ」になることが多いでしょう。30cm以内であれば、不燃ゴミとしての処分を定めているところもあります。
お住まいの自治体ではどのような手順となるのかは、ホームページに細かく記載されているところもありますし、なければ電話などで確認できます。
自治体を通して処分するメリットは、壊れていても関係なく回収してもらえる、ということです。 デメリットは、カーオーディオは対象外、などというように回収してもらえないものもあることです。また、粗大ごみの扱いになった場合は、有料での回収となるところも多いです。
さらに、オーディオセットなどは大きくて重いものが多いですが、回収日に自分で決められた指定の回収場所まで運んでおかなければなりません。
リチウムイオン電池を使用している製品であれば、リチウムイオン電池は別にしてメーカーに返送するか、家電量販店に持ち込む、といった手間もかかります。
自治体の粗大ゴミに出す手順
基本的に下記の流れで申し込みを行います。
- 電話またはホームページから回収の申し込みをする
- コンビニやスーパーで専用のシールを購入する
- 処分したいオーディオにシールを貼り、指定された日に合わせて収集場所に置いておく
お持ちのオーディオ機器が粗大ゴミに当たる場合は、自治体に電話かHPで粗大ゴミ回収の申し込みをします。
申込時に粗大ゴミの回収手数料がいくらなのかを教えてもらえますので、ゴミシールをコンビニやスーパーなどで購入し、指定された日時に回収場所へ搬出するという手順が一般的です。
粗大ゴミ回収手数料は無料の自治体もありますが、1点につき300円~500円程度になることが多いでしょう。
自治体のルールを確認せず誤った方法で処分すると回収してもらえないことがあります。 また、申し込みをしてから回収までにかかる日にちも自治体により異なるため、急ぎの場合は特に注意してください。
小型家電回収ボックスを利用する
小型家電やオーディオ機器は、金や銀等、多くの有用金属が多く使われています。
例えば、日本国内で家電製品等に使われている金は、世界の埋蔵量の約15%になるとも言われており、家電製品を資源と見立てて「都市鉱山」と呼ばれています。
これら有用金属等のリサイクルを促進するため、平成25年4月に小型家電リサイクル法が施行されました。
小型家電リサイクル法に基づき、ごみの減量と有用金属の資源化促進のため、小型家電リサイクルボックスによる回収事業(無償)を実施している自治体が多数あります。
対象のオーディオ機器には以下のようなものがあります。
- CDラジカセ・CDプレーヤー
- DVDプレーヤー
- MDプレーヤー
- テープレコーダー
- ラジオ・ラジカセ
- ミニコンポ
- カーコンポ
また、マイクやヘッドホン、イヤホン、ACアダプター、ケーブル、リモコンなども、併せて小型家電として処分できます。
小型家電回収ボックスは、「ボックスの投入口(縦30cm×横40cm×奥行35cm程度)に入るもの」など、自治体によってルールが定められているので、事前に確認が必要です。
自治体によっては、小型家電認定事業者との連携を行い、宅配便を活用した戸別回収を行なっているところもあります。
例えば、インターネットで申し込みをして梱包したら、佐川急便が回収に来てくれるという流れです。
まずは自治体のホームページを確認してみましょう。
燃えないゴミで処分する
粗大ゴミにも小型家電リサイクル品にもあてはまらないものは、不燃ゴミになります。
ただし、回収BOXに投入できない小型家電リサイクル品は、環境センターなどへの持ち込みを呼び掛けている自治体もあります。
いずれにしてもリモコンなどの電池は抜き、ルールに従って資源ゴミなどに出しましょう。
ボタン電池は販売店などに設置されたボタン電池回収BOXへ投入しましょう。
購入したところで引き取ってもらう
オーディオ機器を買い替えたときには、その購入したお店で引き取りもしくは下取りをしてもらう方法があります。
下取りに出すというのであればよいのですが、処分する目的であれば、安い価格で引き取られてしまう場合があるので注意が必要です。
また、どちらのサービスも実施していないお店もあります。
オーディオを処分する以外の方法は?
寄付をする
アジアやアフリカなどの発展途上国では需要が多く、スピーカーのようなオーディオ機器の寄付は大変喜ばれます。
多少古くてもきちんと音がなるオーディオ機器であれば、
慈善団体や公共施設、NPO法人などで寄付を受け付けていることもあります。
送料をどちらが負担するのか、持ち込む場合の手続きなどがあるので、
事前にホームページや電話で、寄付の方法を調べておきましょう。
オーディオの寄付は、自分には不要なものだけれど使い道があれば捨てずに有効活用してもらいたい、と希望されている人にとっては適した処分方法です。
ネットオークションやフリマアプリにオーディオ機器を出品する
少しでもお金をかけずにオーディオ機器を処分したいなら、ネットオークションやフリマアプリを利用するのも一つの方法です。
特にコアなファンが多い商品であれば、高値で売れることもありますし、
逆に多少壊れたものでも、ジャンク品として格安で出せば売れることもあります。
ただ、サイズや重さによっては送料が非常に高くなる可能性もありますし、そもそも発送が不可能なサイズのオーディオもあるでしょう。
出品、配送の手間なども考慮して出品することが大切です。
また、相手によっては送金トラブルやクレーム等が発生するリスクも考えられます。
取引するサイト、相手は慎重に選ぶようにしましょう。
オーディオ機器専門業者の買取サービスを利用する
オーディオは買取できる?
オーディオ機器は、長年愛用する趣向品としての意味合いが強く、コレクションとして集める方もいるかと思います。
古くなったとはいえまだ音がきちんと出て使えるオーディオなら、ただ単純にごみとして処分するのではなく、売却という選択肢も考えられます。
そんなときは、中古のオーディオ機器を専門的に扱っている業者に買い取ってもらうという選択肢もあります。
オーディオは、一台一台に音質の個性があり、人気の出た製品は数十年経っていても中古での需要があります。
たとえ壊れたオーディオでも引き取ってもらえたり、オーディオ専門の廃品回収業者などに買い手がつく場合もあります。
有名メーカーのオーディオであれば、中古でも高く買い取ってもらえる可能性があります。
壊れている場合は?
オーディオ機器が壊れている、というケースを考えてみましょう。 さすがにもう売るのは無理なのでは、と思われるかもしれません。確かに、音質に影響が出ているものや、そもそも音が出ないものなどは、買取の対象とならないこともあります。
まずは、どこに不具合が出ていて、どんな状況なのかをきちんとチェックしましょう。
↓オーディオが壊れたときの確認方法はこちら
オーディオの音が出ない その原因と対処法は?
その後、故障の箇所や状況をきちんと伝えて、可能なら査定をしてもらいます。
中には、部品だけでも高値で売れるものもあるので、あきらめずに買取業者に確認してみましょう。
どのくらいの価格で売れるか
オーディオ買取の査定は店頭だけでなく、電話やネットでも事前に見積りができる場合があり、価格を確認して納得した上で売りに出すことができます。
「もう年数がだいぶ経ってしまった」とか、「長く使ったものだから売れないのではないだろうか」と思うような場合でも、ヴィンテージ価値のあるものであれば、思ったより値段がつくことがあります。
品物によっては、予想以上の高値が付く可能性もありますので、まずは処分される前に、一度見積りを依頼してみてください。
宅配買取を実施している業者ですと、自宅に集荷を依頼して配送することが可能ですので、廃棄場所まで持っていくといった手間も省けます。
梱包資材などを無償で提供してくれる場合もあります。
オーディオ機器の買取なら
オーディオ買取専門ショップのリサウンドでは、さまざまなタイプのオーディオ機器の買取を行っています。
WEBフォームからの査定、LINE査定、電話査定などで、お持ちの商品のメーカー名や型番、商品の状態を伝えると、オーディオ機器についてきちんとした知識を持っているスタッフが、一つずつ丁寧に査定してくれます。
24時間以内には査定結果が出ますので、買取ってもらえるかどうか、いくらで売れるかを、確認することができます。
梱包や発送はどうしたらいいのかなど、査定の後の手順についてもわかりやすく教えてもらえますので、買取業者を初めて依頼する人も安心です。
リサウンドでは、古物営業法や3年間の個人情報保管義務を遵守しております。警察、裁判所より盗難品、横領品の疑いで開示要請があった場合にのみ、個人情報及びご利用履歴を開示することがございますが、それ以外で民間、第三者に開示することは一切ございません。リサウンドは、業界最高水準の価格で買取を行っています。査定段階で個人情報をお聞きすることはございませんので、物品の売却を検討している方は安心してご相談ください。
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